2025年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
#創作全般 #書いた小説のこと #SF2
今日は自創作を語りたい気分よ~!454,480から続く創作占いの結果に関連して。
『つらくない(怖くない)緊張感』と『不安定さ』が魅力と言っていただいて、『関係の箱』ではちょろっとそこを意識したところがあったのですよ~という…
まず占い内容を抜粋
>"あいまいなもの"がどんな形なのか暴くべきか、それともそのままにするべきか、(中略)このへんの"探り合い"(という印象を私は受けました!)が、「つらくない(怖くない)緊張感」につながっていて(後略)
>話の流れのなかで「ん?」と思う箇所(あいまいなものごとがあいまいなまま提示されている、といいますか…)がちら見えして(後略)
ということで、『関係の箱』ではこの"「ん?」と思う箇所"をいくつか(わたしにしては)わざとらしく配置しました。
具体的には、ベルがなぜ今と疑問に思った部分、ナルセスの物柔らかな口振り、です。後者はサイト掲載分には絡んでこないんですけども…いや厳密には前者もか…。離れに案内されたことは思いっきり話のとっかかりなので違います。これ明かさなかったら物語として破綻しすぎだろって要素なので。
この二つの"あいまいなもの"を放置してがっつり政治の話をする、というのが今回の話で意識したところ、なの、ですが、もっと途中途中で類する要素を足していけたらよかったのにな……と反省点が…時間あったらまだ書き足したのに……。
特に、なぜ今と疑問に思うシーンはもうちょい多かったんですよラフの時点では。疑問に思いつつ、それはそれとして関係ない話をするベルが書きたかった。でもうまいことまとまらなくて諦めて消した。完全に力不足です。ぐぬぬぬ…
どっかで再チャレンジしたいですね。現実問題が淡々と進んでいく中で、感情に起因するあいまいなものだけが掴み所なく、纏わりついていくような話。そういう話を書くの、たぶんすごく好きで無意識でやっちゃうんだよなー。だから占い…というかこの場合は構造分析で出てくるだろーね。
以下占いとはあんま関係ない余談。
そもそもこの話、あとがきに書いたとおり使用人に察せられてヤリ部屋に通されてしぬほど慌てるベルの図が一番最初にあったので、それを物語としてどう成立させるか?という課題をクリアするために、ほかの要素を組み合わせて作ってます。
なるさんがベル宅に行くならワイド奪取後の引き籠もり中だよな~、その上で行く理由があるならなんだろな~、そもそもワイド奪取後にベルが軍門に降らなかった本当の理由ってなんだ?なんでかたくなに出仕を拒否してたのに先生と喋って考えを改めたんだ?
……てな感じで、途中からCP関係ない方向に邁進しつついろいろ思いを巡らせて、わたしはこういうのもいいと思うよ~って一つの案を小説にしてます。
で、これはほかのジャンル・キャラも同じですが、二人組を描写するときは、少なくともどちらか片方の精神状態を不安定にさせてます。そうしないと物語が平坦になるので。なにか大きな出来事(イベント)を描くなら、出来事自体で起伏を作れば良いのでキャラクターの心を最初から不安定にさせる必要はないんですが(『世界地図の書きはじめ』はまるっきりそう)。
今回はワイド奪取後ということで、当然ベルの方を不安定にさせた(なるさんも実のところ不安定なんだけど)。自分ではどうしようもない現実に腹を立てて動けないでいるベル。わたしは腹の底が焼けつくような怒りに震えるベルが好きで、こういう心理状態にさせるのは二回目だった。
また書きたいね、怒ってるベル。ナルさんは憔悴してる時の方が書きたいです。怒ってるネーベルスタンの心を落ち着けてくれるのはナルセスだし、憔悴してるナルセスに立ち上がる気力をくれるのはネーベルスタンです。ウチのベルナルはそんな感じ。畳む
今日は自創作を語りたい気分よ~!454,480から続く創作占いの結果に関連して。
『つらくない(怖くない)緊張感』と『不安定さ』が魅力と言っていただいて、『関係の箱』ではちょろっとそこを意識したところがあったのですよ~という…
まず占い内容を抜粋
>"あいまいなもの"がどんな形なのか暴くべきか、それともそのままにするべきか、(中略)このへんの"探り合い"(という印象を私は受けました!)が、「つらくない(怖くない)緊張感」につながっていて(後略)
>話の流れのなかで「ん?」と思う箇所(あいまいなものごとがあいまいなまま提示されている、といいますか…)がちら見えして(後略)
ということで、『関係の箱』ではこの"「ん?」と思う箇所"をいくつか(わたしにしては)わざとらしく配置しました。
具体的には、ベルがなぜ今と疑問に思った部分、ナルセスの物柔らかな口振り、です。後者はサイト掲載分には絡んでこないんですけども…いや厳密には前者もか…。離れに案内されたことは思いっきり話のとっかかりなので違います。これ明かさなかったら物語として破綻しすぎだろって要素なので。
この二つの"あいまいなもの"を放置してがっつり政治の話をする、というのが今回の話で意識したところ、なの、ですが、もっと途中途中で類する要素を足していけたらよかったのにな……と反省点が…時間あったらまだ書き足したのに……。
特に、なぜ今と疑問に思うシーンはもうちょい多かったんですよラフの時点では。疑問に思いつつ、それはそれとして関係ない話をするベルが書きたかった。でもうまいことまとまらなくて諦めて消した。完全に力不足です。ぐぬぬぬ…
どっかで再チャレンジしたいですね。現実問題が淡々と進んでいく中で、感情に起因するあいまいなものだけが掴み所なく、纏わりついていくような話。そういう話を書くの、たぶんすごく好きで無意識でやっちゃうんだよなー。だから占い…というかこの場合は構造分析で出てくるだろーね。
以下占いとはあんま関係ない余談。
そもそもこの話、あとがきに書いたとおり使用人に察せられてヤリ部屋に通されてしぬほど慌てるベルの図が一番最初にあったので、それを物語としてどう成立させるか?という課題をクリアするために、ほかの要素を組み合わせて作ってます。
なるさんがベル宅に行くならワイド奪取後の引き籠もり中だよな~、その上で行く理由があるならなんだろな~、そもそもワイド奪取後にベルが軍門に降らなかった本当の理由ってなんだ?なんでかたくなに出仕を拒否してたのに先生と喋って考えを改めたんだ?
……てな感じで、途中からCP関係ない方向に邁進しつついろいろ思いを巡らせて、わたしはこういうのもいいと思うよ~って一つの案を小説にしてます。
で、これはほかのジャンル・キャラも同じですが、二人組を描写するときは、少なくともどちらか片方の精神状態を不安定にさせてます。そうしないと物語が平坦になるので。なにか大きな出来事(イベント)を描くなら、出来事自体で起伏を作れば良いのでキャラクターの心を最初から不安定にさせる必要はないんですが(『世界地図の書きはじめ』はまるっきりそう)。
今回はワイド奪取後ということで、当然ベルの方を不安定にさせた(なるさんも実のところ不安定なんだけど)。自分ではどうしようもない現実に腹を立てて動けないでいるベル。わたしは腹の底が焼けつくような怒りに震えるベルが好きで、こういう心理状態にさせるのは二回目だった。
また書きたいね、怒ってるベル。ナルさんは憔悴してる時の方が書きたいです。怒ってるネーベルスタンの心を落ち着けてくれるのはナルセスだし、憔悴してるナルセスに立ち上がる気力をくれるのはネーベルスタンです。ウチのベルナルはそんな感じ。畳む
#創作全般 #書いた小説のこと
なぜ創作をするかっていうと、頭の中に湧き出てくるものを出力して後から読み返してハッピーになるためなんですが、加えて他者からの供給がないとブーストがかかります。読みたい話は書けばいいってやつ。
とはいえ、必ずしも読みたい話=書きたい話ではないので、最近書いてるのを分類するとこんな感じです。
①書きたいし読みたい話
②読みたいけど書いても読み返せない話
③存在証明のために書かなければいけない話
②と③はなんぞって感じですね。あとで詳しく書きます。
直近だとチャーデとベルナル本は①③の複合、ロベ+グス本は…過去の清算なのでちょいイレギュラーです。でもまあ一応①かな。
アドカレで書いたのは全部①ですね。そりゃ時間ないときに②③なんて書いてらんないよね。
さらっと振り返ったところで②と③の説明。長いのでたたむ
②読みたいけど書いても読み返せない話は嗜好に正直すぎるやつです。平たく言うとR-18。
管理に困ってサイトには置いてない…というかネットに載せてないものがほとんどですが。自分の書いたR-18ってなんであんなに虚無なんですかね…好きなキャラのえっちなやつ無限に見たいのにね…虚無にならずに書き上げられないか模索してます。
あと過去に書いた兄親子もそう。サイトに置いてある二本ともわたしの好きを詰め込んでるんですが、まじで読み返せないですねアレね。古いからとかそういう理由じゃなく、ヴワーーーッッてなるんですよね
③存在証明のために書かなければいけない話はマイナーキャラ・コンビ・カプにもファンがいるんじゃい!ここに!ていう主張です。文字通りだね。
兄親子はともかく、ベルナルはマイナーって言うにはアレですが、今CPとして書いてる人を本当に見かけないので…鍵垢でしか見ないので…新規参入者も見ることができる場所で、現在進行形で書いてる人もいるんですよー!ていう主張をしときたいんです。
直近のベルナル本だって、前のコピ本が完売して机上にベルナルが無くなっちゃったからって理由で書きましたからね。ベルナル好きがいることを、その存在を証明し続けなければいけないのです
結構たくさん書いてるパトリックとレイモンの話なんかはこれに当てはまらない。あいつらは純粋に書きたくて書いてる。今供給が多めなロベルトとグスタフも当てはまらない。わたしが証明しなくても大丈夫なので。
ちなみにこれ、小説だけじゃなくて動画もそうです。わたしは自分の動画を見返すために動画を作っている。そしてまえーに作ったメイド伊織動画は見返せないです。嗜好を開示しすぎているので…作るのはめちゃ楽しかったんですけどね。たまにいいねの通知が飛んでくるたびにニコニコしてる。畳む
なぜ創作をするかっていうと、頭の中に湧き出てくるものを出力して後から読み返してハッピーになるためなんですが、加えて他者からの供給がないとブーストがかかります。読みたい話は書けばいいってやつ。
とはいえ、必ずしも読みたい話=書きたい話ではないので、最近書いてるのを分類するとこんな感じです。
①書きたいし読みたい話
②読みたいけど書いても読み返せない話
③存在証明のために書かなければいけない話
②と③はなんぞって感じですね。あとで詳しく書きます。
直近だとチャーデとベルナル本は①③の複合、ロベ+グス本は…過去の清算なのでちょいイレギュラーです。でもまあ一応①かな。
アドカレで書いたのは全部①ですね。そりゃ時間ないときに②③なんて書いてらんないよね。
さらっと振り返ったところで②と③の説明。長いのでたたむ
②読みたいけど書いても読み返せない話は嗜好に正直すぎるやつです。平たく言うとR-18。
管理に困ってサイトには置いてない…というかネットに載せてないものがほとんどですが。自分の書いたR-18ってなんであんなに虚無なんですかね…好きなキャラのえっちなやつ無限に見たいのにね…虚無にならずに書き上げられないか模索してます。
あと過去に書いた兄親子もそう。サイトに置いてある二本ともわたしの好きを詰め込んでるんですが、まじで読み返せないですねアレね。古いからとかそういう理由じゃなく、ヴワーーーッッてなるんですよね
③存在証明のために書かなければいけない話はマイナーキャラ・コンビ・カプにもファンがいるんじゃい!ここに!ていう主張です。文字通りだね。
兄親子はともかく、ベルナルはマイナーって言うにはアレですが、今CPとして書いてる人を本当に見かけないので…鍵垢でしか見ないので…新規参入者も見ることができる場所で、現在進行形で書いてる人もいるんですよー!ていう主張をしときたいんです。
直近のベルナル本だって、前のコピ本が完売して机上にベルナルが無くなっちゃったからって理由で書きましたからね。ベルナル好きがいることを、その存在を証明し続けなければいけないのです
結構たくさん書いてるパトリックとレイモンの話なんかはこれに当てはまらない。あいつらは純粋に書きたくて書いてる。今供給が多めなロベルトとグスタフも当てはまらない。わたしが証明しなくても大丈夫なので。
ちなみにこれ、小説だけじゃなくて動画もそうです。わたしは自分の動画を見返すために動画を作っている。そしてまえーに作ったメイド伊織動画は見返せないです。嗜好を開示しすぎているので…作るのはめちゃ楽しかったんですけどね。たまにいいねの通知が飛んでくるたびにニコニコしてる。畳む
2025年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
#SaGa \複製原画ほし〜い!/
https://store.jp.square-enix.com/sp/geng...
小林さんの絵が好きだからサガ過去作を把握してるみたいなところがあります。まじで好き。めっちゃほしい。しかもフロ2は三種類もある!!
三つ買ったら約10万ですが買わない選択肢はないです。迷いすらないよ。そのむかし、有田焼を即決で買ったくらいだからね…バイトもしてない学生だったのにね…あの当時はどっからお金出したんだろう…🤔
https://store.jp.square-enix.com/sp/geng...
小林さんの絵が好きだからサガ過去作を把握してるみたいなところがあります。まじで好き。めっちゃほしい。しかもフロ2は三種類もある!!
三つ買ったら約10万ですが買わない選択肢はないです。迷いすらないよ。そのむかし、有田焼を即決で買ったくらいだからね…バイトもしてない学生だったのにね…あの当時はどっからお金出したんだろう…🤔
ていうかwaveboxて無料プランだと返信400字しか使えないんすね…めちゃくちゃ削ったわ
2025.05.27 (Tue) 23:45 編集
wavebox5月26日のコメントに返信しました
ありがとうございまーす!返信不要の方も拝読してます。嬉しいです~!
コメントいただけると露骨にやる気がもりもりします。書きたい!書こう!ウヒョー₍₍ ◝( ゚∀ ゚ )◟ ⁾⁾
ありがとうございまーす!返信不要の方も拝読してます。嬉しいです~!
コメントいただけると露骨にやる気がもりもりします。書きたい!書こう!ウヒョー₍₍ ◝( ゚∀ ゚ )◟ ⁾⁾
#SF2 なんとなく、完成させる気のないものだって、めちゃくちゃ半端な書きかけのものだって気にせずばんばん公開していいんじゃないかな、という気分になったので置いときます
以下、作りたいなと言い続けてるパトとレイの短編集の最後のほうに載っけたい文章の覚え書き二本
一見、パトリックはいつもの真顔だった。
「もう、遠出はできないな」
淡々とそう告げた。
眠って、働いて、飯を食って、また眠る。変わらない生活を送っていても、年を重ねるごとに肉体は衰えていく。生きていく限り、必ずついて回る。冒険者ならばなおさらだった。
口振りから察するに、まだこの生活を続ける気はあるらしい。ただ、その時が長くないことは想像に易い。
ある可能性が頭の片隅を過ったとき、レイモンは咄嗟に口を開いた。
「じゃあ俺、ノースゲート行こうかな」
パトリックは顔をあげて、少し驚いたような表情を見せた。それから、半眼になって、なにかを言おうと口を開いて、それを飲み込んで、軽い嘆息と共に肩を落とした。頬杖をついてレイモンを見つめた時には、パトリックはいつもの真顔だった。
「まあ、今おもしろいことがあるとしたら、北だろうな」
「あんまり刺激的すぎるのもなんだけどさ」
「港付近は整備されているらしいぞ。その近くなら行けるんじゃないか」
「整備っつってもこっちとじゃ比べ物にならないんだろ」
この街から出ている船は南行きだ。北に向かうなら、いくつか村を経由して港に出なければいけない。酒場の壁に貼りついている地図を眺めて、陸路と航路の両方を確認する。
今までは、誘った。誘わない理由がなかった。
明日の予定は。
来週は暇だろ。
来月なら行けるか。
来年まで待たないと。
「次の船はいつかな」
だけど、もう言えない。冗談でも言える気がしなかった。
レイモンには想像がつかなかった。
最後の探索行を告げられた瞬間も、引退をねぎらう自分の言葉も、帰路を辿る後ろ姿も。想像はつかないけれども、それがやがて来たる現実であると確信があった。
得体の知れない確実な未来から逃げた。
「んじゃな」
「じゃあ」
パトリックはまたなとは返さなかった。きっと、似たような気持ちなんだろう。
きっと、これが最後になる。
*
最も得難いのは人間関係。だから、俺は、こいつを手放さないよう必死になる。
自分が持っている技術が優れているかどうか、なんて数字で計れないものは、あとからついてくるもので判断するしかない。ただ、それが、ヴィジランツの場合は宝であり、誰かの命だった。
時間ができると、いろいろなことを考え出してしまう。今更言葉の意味を理解する。好奇心は衰えなくても体がついていかない。開拓村は刺激的とは言い難いがのどかなだけでもない。退屈も許容範囲だった。パトリックが自分をどう思っていたかなんて、本当のところはわからない。パトリックは喜怒哀楽が薄かった。大声で笑うことも怒鳴ることもあったが、それがレイモン自身に向けられたことはほとんどない。振り返ってみると、パトリックはほとんど一緒に行動したし、名を挙げたのだってコンビとしてだった。だから結果だけ見たのなら、互いを理解し合っている、仲の良いやつらだと、そう見なされていた。
しょうがないやつだと、呆れて笑った。引退を考えていると聞かされた時もそうだった。北大陸に行くと言ったレイモンに対してパトリックはそれしか言わなかった。ただあの時は脈絡がなかった、ように感じる。なんせ二十年近く前のことだから、記憶があやふやだ。
わからない。最後までわからなかった。パトリックのことも、自分自身のことも。
雲が流れていくのを見ていた。
桟橋に人影はない。就航の時刻はとっくに過ぎているからだ。それに、ここに住んでいる人間はわざわざ空なんて見ない。レイモンだってそうだった。その日だけが違った。
風で、雲が流れていく。星が見え隠れするのを眺めていた。
この海の向こうは東大陸だ。根城にしていたヴェスティアの町がある。
雲は丘を越え、森を越え、山を越えて、北に去る。その先はきっと誰もいない。正真正銘未踏の地だ。かつて、漠然と憧れた世界があるのだろう。
レイモンが雲の先に向かうことはもうない。
畳む
以下、作りたいなと言い続けてるパトとレイの短編集の最後のほうに載っけたい文章の覚え書き二本
一見、パトリックはいつもの真顔だった。
「もう、遠出はできないな」
淡々とそう告げた。
眠って、働いて、飯を食って、また眠る。変わらない生活を送っていても、年を重ねるごとに肉体は衰えていく。生きていく限り、必ずついて回る。冒険者ならばなおさらだった。
口振りから察するに、まだこの生活を続ける気はあるらしい。ただ、その時が長くないことは想像に易い。
ある可能性が頭の片隅を過ったとき、レイモンは咄嗟に口を開いた。
「じゃあ俺、ノースゲート行こうかな」
パトリックは顔をあげて、少し驚いたような表情を見せた。それから、半眼になって、なにかを言おうと口を開いて、それを飲み込んで、軽い嘆息と共に肩を落とした。頬杖をついてレイモンを見つめた時には、パトリックはいつもの真顔だった。
「まあ、今おもしろいことがあるとしたら、北だろうな」
「あんまり刺激的すぎるのもなんだけどさ」
「港付近は整備されているらしいぞ。その近くなら行けるんじゃないか」
「整備っつってもこっちとじゃ比べ物にならないんだろ」
この街から出ている船は南行きだ。北に向かうなら、いくつか村を経由して港に出なければいけない。酒場の壁に貼りついている地図を眺めて、陸路と航路の両方を確認する。
今までは、誘った。誘わない理由がなかった。
明日の予定は。
来週は暇だろ。
来月なら行けるか。
来年まで待たないと。
「次の船はいつかな」
だけど、もう言えない。冗談でも言える気がしなかった。
レイモンには想像がつかなかった。
最後の探索行を告げられた瞬間も、引退をねぎらう自分の言葉も、帰路を辿る後ろ姿も。想像はつかないけれども、それがやがて来たる現実であると確信があった。
得体の知れない確実な未来から逃げた。
「んじゃな」
「じゃあ」
パトリックはまたなとは返さなかった。きっと、似たような気持ちなんだろう。
きっと、これが最後になる。
*
最も得難いのは人間関係。だから、俺は、こいつを手放さないよう必死になる。
自分が持っている技術が優れているかどうか、なんて数字で計れないものは、あとからついてくるもので判断するしかない。ただ、それが、ヴィジランツの場合は宝であり、誰かの命だった。
時間ができると、いろいろなことを考え出してしまう。今更言葉の意味を理解する。好奇心は衰えなくても体がついていかない。開拓村は刺激的とは言い難いがのどかなだけでもない。退屈も許容範囲だった。パトリックが自分をどう思っていたかなんて、本当のところはわからない。パトリックは喜怒哀楽が薄かった。大声で笑うことも怒鳴ることもあったが、それがレイモン自身に向けられたことはほとんどない。振り返ってみると、パトリックはほとんど一緒に行動したし、名を挙げたのだってコンビとしてだった。だから結果だけ見たのなら、互いを理解し合っている、仲の良いやつらだと、そう見なされていた。
しょうがないやつだと、呆れて笑った。引退を考えていると聞かされた時もそうだった。北大陸に行くと言ったレイモンに対してパトリックはそれしか言わなかった。ただあの時は脈絡がなかった、ように感じる。なんせ二十年近く前のことだから、記憶があやふやだ。
わからない。最後までわからなかった。パトリックのことも、自分自身のことも。
雲が流れていくのを見ていた。
桟橋に人影はない。就航の時刻はとっくに過ぎているからだ。それに、ここに住んでいる人間はわざわざ空なんて見ない。レイモンだってそうだった。その日だけが違った。
風で、雲が流れていく。星が見え隠れするのを眺めていた。
この海の向こうは東大陸だ。根城にしていたヴェスティアの町がある。
雲は丘を越え、森を越え、山を越えて、北に去る。その先はきっと誰もいない。正真正銘未踏の地だ。かつて、漠然と憧れた世界があるのだろう。
レイモンが雲の先に向かうことはもうない。
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#SF2 こういうふぁんたじ〜なチャールズとデーヴィドの話が書きたいなという導入です
https://privatter.net/p/11551237
小林さん画のデーヴィド、羽根がわっさぁとしてるのでね。サガ35周年の時のめちゃ分厚い画集に載ってたラフ画のやつ。アレから着想を得つつ、昨日関コミでゲットした羽根が生えてる男の子の漫画本がめちゃよかったのでそれにも影響を受けつつ。どう考えても後者の方が理由としてでかい
https://privatter.net/p/11551237
小林さん画のデーヴィド、羽根がわっさぁとしてるのでね。サガ35周年の時のめちゃ分厚い画集に載ってたラフ画のやつ。アレから着想を得つつ、昨日関コミでゲットした羽根が生えてる男の子の漫画本がめちゃよかったのでそれにも影響を受けつつ。どう考えても後者の方が理由としてでかい
760 やりたいなーと言ってた作品置き場を整理しました。思い立ったが吉日ということで早朝に。寝起きに。まるっと2時間かかった
執筆時期不問の自薦を一番上に置いて、カップリング表現の有無で分けて、古いやつは一番下にぎゅっと押し込みました
で、整理して気付いたこと
カップリング小説全然書いてないなあ?!
おかしいな…わたしにはカップリングばっかり書いてた記憶があるんだけどな…気の所為だったか…
ヨハヴァンとかベルナルとかもーちょい書いてた気がするんですが。2015年の移転時にいろいろ消したとはいえ、それにしても少ない。もうちょい書きたいですね。コンテンツ充実させようぜ!
んで単純に古い作品が多い。近年はあんまり書いてなかったからそりゃそーだよ
あとまあまあ人選に偏りあるなって……昔、フロ2のプレイアブルキャラを全員書こうって考えてたんですよ。小説イラスト問わず。結局書けてないので、なんかやりたいですね。非公開分含め、小説で書いてないのはフリンレスリーサルゴンユリアジニープルミミーティアくらいかな。ラスパ女子書いてないのまじで???て感じですね。イラストはいっぱい描いてたんですけどねえ
畳む
にしても、フロ2は作品の並べ方がいろいろできるのでムズいんですよね…むかーしの携帯サイト時代はギュス編とウィル編で分けてた
ちょっとその辺の考え方まとめようかな。note使うか〜
執筆時期不問の自薦を一番上に置いて、カップリング表現の有無で分けて、古いやつは一番下にぎゅっと押し込みました
で、整理して気付いたこと
カップリング小説全然書いてないなあ?!
おかしいな…わたしにはカップリングばっかり書いてた記憶があるんだけどな…気の所為だったか…
ヨハヴァンとかベルナルとかもーちょい書いてた気がするんですが。2015年の移転時にいろいろ消したとはいえ、それにしても少ない。もうちょい書きたいですね。コンテンツ充実させようぜ!
んで単純に古い作品が多い。近年はあんまり書いてなかったからそりゃそーだよ
あとまあまあ人選に偏りあるなって……昔、フロ2のプレイアブルキャラを全員書こうって考えてたんですよ。小説イラスト問わず。結局書けてないので、なんかやりたいですね。非公開分含め、小説で書いてないのはフリンレスリーサルゴンユリアジニープルミミーティアくらいかな。ラスパ女子書いてないのまじで???て感じですね。イラストはいっぱい描いてたんですけどねえ
畳む
にしても、フロ2は作品の並べ方がいろいろできるのでムズいんですよね…むかーしの携帯サイト時代はギュス編とウィル編で分けてた
ちょっとその辺の考え方まとめようかな。note使うか〜



てことでみんな大好きM125の話
エースだ、英雄だ。そう囃し立てられるのをストーム1は黙って聞いている。自分に与えられたその称号が兵を鼓舞させるのならいい。広報に役立つならいくらでも使えばいい。偶像にだって、マシンにだって成ってみせる。全ては勝つためにあるのだから。ストーム1は黙って武器を握る。転戦し、敵性勢力を排除し、帰投する。その繰り返しの中で、ただ一つの目的を果たせれば、なんだって――。
けれど、それを許さない存在がいる。無線から耳に届いた声と、レーダーの枠に出現した青い点を認めた瞬間、ストーム1の足は勝手に駆け出した。崖上からの砲火にはエイリアンの残骸に身を潜めやり過ごし、弾幕が途切れた一瞬の隙にスナイパーライフルで頭を撃ち抜く。一体、二体、三体。残りは躱せると判断して足を回す。青い点が四つ描画され、それが目視できるまでになって、ストーム1はようやく足を止めた。
「もっと慎重にやれないのか。無茶苦茶だぞ」
彼にしては珍しく、呆れをあらわにした口振りで、それがストーム1の頬を緩ませた。
「なにヘラヘラしてんだよお前」
「おい、まだ狙われているぞ」
「ちょっと、安全確保せずに走ってこないでくださいよ!」
わあわあと騒ぎながらアサルトライフルを構える。狙いは正確で、こちらに近づいてきたエイリアンは文字通り蜂の巣にされた。
この人たちは、自分がどんな称号を冠していたって、ただ一人の兵として扱ってくれる。偶像にも、マシンにも、させてはくれない。畳む