カテゴリ「妄想」に属する投稿[46件]
#幻影異聞録 お前のロードコンビないしはクロ樹って冬の屋外
冬が近づくとロードコンビ気分になる。……のは前からちょくちょく言ってたけど、なんかこれ、脳内のどの場面を切り取っても冬の屋外で、特に夜の街中とか市街地とか公園とか、身近な場所が圧倒的に多い
というのも、632で言ってるようにロードコンビのサビはAngel Snowの『冷たい風の中キミと歩きたい』だし、最近はショコラショー・タイムの雰囲気なんです。いつもの冬が、いつもの光景が、今年はちょっとだけ違うの
ロードコンビないしはクロ樹の好きなところはそういうところ…あなたといると違う景色が見えるところ。一緒に冬を迎えて、過ごして、越えていく。特別なあなたと一緒に!身近でありきたりな場所が二人には似合う
わたしの中でロードコンビとクロ樹って本当に違いが微妙で、ほとんど同じ扱いをしてる。けどショコラショー・タイムは気分的にクロ樹。ゆるくイチャついてほしい。でもショコラショーはまだ飲めない樹くんなので子供っぽく。ほんの少し踵を浮かせて背伸びしてる樹くんだよ
曲としては2番サビのところがすごい好きなんですが、いや全部好きですが…『ひとつのリボンにこめてる 揺れてる 気づいて でも言わないで』の感じ、もどかしくも恋を楽しんでる感じ!すっごい好き!そして脳内樹くんはそういうところがある。ある~~〜。前書いた本がそんな感じだった
すごいまとまりのない語り垂れ流しになっちゃった畳む
冬が近づくとロードコンビ気分になる。……のは前からちょくちょく言ってたけど、なんかこれ、脳内のどの場面を切り取っても冬の屋外で、特に夜の街中とか市街地とか公園とか、身近な場所が圧倒的に多い
というのも、632で言ってるようにロードコンビのサビはAngel Snowの『冷たい風の中キミと歩きたい』だし、最近はショコラショー・タイムの雰囲気なんです。いつもの冬が、いつもの光景が、今年はちょっとだけ違うの
ロードコンビないしはクロ樹の好きなところはそういうところ…あなたといると違う景色が見えるところ。一緒に冬を迎えて、過ごして、越えていく。特別なあなたと一緒に!身近でありきたりな場所が二人には似合う
わたしの中でロードコンビとクロ樹って本当に違いが微妙で、ほとんど同じ扱いをしてる。けどショコラショー・タイムは気分的にクロ樹。ゆるくイチャついてほしい。でもショコラショーはまだ飲めない樹くんなので子供っぽく。ほんの少し踵を浮かせて背伸びしてる樹くんだよ
曲としては2番サビのところがすごい好きなんですが、いや全部好きですが…『ひとつのリボンにこめてる 揺れてる 気づいて でも言わないで』の感じ、もどかしくも恋を楽しんでる感じ!すっごい好き!そして脳内樹くんはそういうところがある。ある~~〜。前書いた本がそんな感じだった
すごいまとまりのない語り垂れ流しになっちゃった畳む
#EDF 弊エアレはGR隊長と懇意です。急になに?
4兵科の中で一番体つきがひょろそうなエアレ。ろくな自衛武器もないのに前線をうろうろしつつ、たまにものすごい口汚い罵り文句を叫びつつ、けろっとした顔で帰還するタイプのエアレ
ストーム1は兵科ごとにいろんな自設定がワッショイできるので妄想が楽しい
Wはモブエアレと結婚してバージンロードを軍曹と一緒に歩くし、AはGR隊長と仲良し(意味深)だし、Rはオペ子といい感じになりそうだし、全員もれなく軍曹と養子縁組を結びます。恋愛感情はなくてもいいから軍曹の一番近いところにいてほしいよストーム1。いや恋愛感情あってもいいよ。わたしは軍ストも好きです。雑食の極み
そしてFストーム1は謎です。わかんない…わかんないよF…!!
5は一応Fメインで進めてる(と言いつつ出撃回数はたぶんWが一番多い)んですが、M75を超えても未だにFスト1のことがなにもわからない。Fスト1ってどういう性格なのお?
他兵科だと、Aは上記の通り、Rはとにかく口が硬くて感情を出さないようにしてる(できてるとは言っていない)、Wは笑ってないとやってらんない系。まあループもの主人公の定めとしてみんなちょっとずつどこかおかしい
Fはなんでしょう。本当にわからん。ハンマーとブレードは手放さないので突っ込む系かと思いきやだいたいその二本で引き撃ちしてる。チームの盾はGRに任せて囮役を買って出るタイプかも。それはWの役目では畳む
4兵科の中で一番体つきがひょろそうなエアレ。ろくな自衛武器もないのに前線をうろうろしつつ、たまにものすごい口汚い罵り文句を叫びつつ、けろっとした顔で帰還するタイプのエアレ
ストーム1は兵科ごとにいろんな自設定がワッショイできるので妄想が楽しい
Wはモブエアレと結婚してバージンロードを軍曹と一緒に歩くし、AはGR隊長と仲良し(意味深)だし、Rはオペ子といい感じになりそうだし、全員もれなく軍曹と養子縁組を結びます。恋愛感情はなくてもいいから軍曹の一番近いところにいてほしいよストーム1。いや恋愛感情あってもいいよ。わたしは軍ストも好きです。雑食の極み
そしてFストーム1は謎です。わかんない…わかんないよF…!!
5は一応Fメインで進めてる(と言いつつ出撃回数はたぶんWが一番多い)んですが、M75を超えても未だにFスト1のことがなにもわからない。Fスト1ってどういう性格なのお?
他兵科だと、Aは上記の通り、Rはとにかく口が硬くて感情を出さないようにしてる(できてるとは言っていない)、Wは笑ってないとやってらんない系。まあループもの主人公の定めとしてみんなちょっとずつどこかおかしい
Fはなんでしょう。本当にわからん。ハンマーとブレードは手放さないので突っ込む系かと思いきやだいたいその二本で引き撃ちしてる。チームの盾はGRに任せて囮役を買って出るタイプかも。それはWの役目では畳む
プレイ中のゲームのパロディをめちゃくちゃ繰り広げてしまうタイプのオタクなので今はフロ2キャラが全員EDF隊員になってます
以下フロ2とえどふご・ろくを知らないと意味不明な話
6をクリアした直後から、レンジャージニー、フェンサーグスタフ、ダイバープルミ、エアレロベルトだな〜と思ってました。RジニーとWプルミは順当に。ジニーちゃんはRで走り回ってる姿が想像しやすい。スタンピ使ってほしい。ロベはAでドローン飛ばしが似合うし要請先の皆さんと仲良くしてそうだしビークルでチームの守護神してるのがとてもそれっぽい(GRの立場…)。グスタフは二刀流なのでFという単純な理由…あと重装似合うよねって。
で、5でFとWを触り始めて、他のキャラを考えるのも楽しくなってきた
女子はだいたいWだけど、コーディーちゃんはどっちかというとFがいいし、エレノアさんはウェスタとかスプフォとか似合う。ヴァンが女子なら絶対Wだなあと思ったんだけどね…Wの性別縛りが体重にあるなら少年ヴァンのWワンチャンないですか?
ヨハンはアンダーアシストつけて、スラスター吹かすギュス様に生身でついていくタイプ。キモい爆走するヨハンとてもいいと思う。
ケルヴィンはガードポストとかトーチカとか抱えててほしい。Fギュスがすっ飛んでいくのをビークルで追いかけるタイプ
ナイツの皆さんはスタンダードなレンジャーで癖の少ないアサルトとスナorロケラン…と言いつつウィルがDNGをぶん投げるところを見たい。リッチはシリウスだな…貫通大好きマン
サルゴンは癖強アサルトG&Mを使いこなしてるよ。手元に残像が見える。んでドゥンケルを射程の長いG&Mみたいな感じで使ってそう
ライサンファングの完全狙撃構成デーヴィドとかいいなあと思ってる。マルチ前提な感じ。片手リバシュもいいけど、狙撃構成に憧れがある(わたしが)
畳む
随時追加されていきます #SF2
以下フロ2とえどふご・ろくを知らないと意味不明な話
6をクリアした直後から、レンジャージニー、フェンサーグスタフ、ダイバープルミ、エアレロベルトだな〜と思ってました。RジニーとWプルミは順当に。ジニーちゃんはRで走り回ってる姿が想像しやすい。スタンピ使ってほしい。ロベはAでドローン飛ばしが似合うし要請先の皆さんと仲良くしてそうだしビークルでチームの守護神してるのがとてもそれっぽい(GRの立場…)。グスタフは二刀流なのでFという単純な理由…あと重装似合うよねって。
で、5でFとWを触り始めて、他のキャラを考えるのも楽しくなってきた
女子はだいたいWだけど、コーディーちゃんはどっちかというとFがいいし、エレノアさんはウェスタとかスプフォとか似合う。ヴァンが女子なら絶対Wだなあと思ったんだけどね…Wの性別縛りが体重にあるなら少年ヴァンのWワンチャンないですか?
ヨハンはアンダーアシストつけて、スラスター吹かすギュス様に生身でついていくタイプ。キモい爆走するヨハンとてもいいと思う。
ケルヴィンはガードポストとかトーチカとか抱えててほしい。Fギュスがすっ飛んでいくのをビークルで追いかけるタイプ
ナイツの皆さんはスタンダードなレンジャーで癖の少ないアサルトとスナorロケラン…と言いつつウィルがDNGをぶん投げるところを見たい。リッチはシリウスだな…貫通大好きマン
サルゴンは癖強アサルトG&Mを使いこなしてるよ。手元に残像が見える。んでドゥンケルを射程の長いG&Mみたいな感じで使ってそう
ライサンファングの完全狙撃構成デーヴィドとかいいなあと思ってる。マルチ前提な感じ。片手リバシュもいいけど、狙撃構成に憧れがある(わたしが)
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随時追加されていきます #SF2
|ω・`)ノスイーッ
何年か前に書いたヨハヴァン年齢制限あるやつの習作 #SF2
https://privatter.net/p/8125272畳む
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#SF2 チャールズに対して歪んだ承認欲求を抱えるデーヴィドがとても可愛いなあと思うのです
病みデーヴィドの中でも歪んだ承認欲求デーヴィドが特にいいよね、という話です。
いやその前に病みデーヴィドの中でってなんだよ中でって…ほかに病みバージョンがあるのかよ。あると思うけど今の脳内は歪んだ承認欲求でいっぱいなのでちょっと思いつかないです
父上に認められたい・期待されたい・褒められたいの思いが募りすぎて歪んでるデーヴィドがいいなあと最近ずっと思っててぇ。それが叶うならなんだってできる。やってみせる。だから一番に私を見て。ほかの誰でもない私を求めてください。ていう歪み方。
父上のためならなんだってできますってデーヴィドはうっそりと笑みを浮かべるけど、当のチャールズは他者のために生きるなど上に立つ者がすることじゃないって思い切り顔をしかめる。順従なのは駒としては良いことだけど、本当に駒として扱ってるわけじゃないので。これでも一応息子の将来を危惧してるちゃーさん。
病んでる子はどこかで爆発するものなので、やはり例に漏れず爆発してほしい。けどなかなかしないんだよな…。なにかの拍子にチャールズが「私がいつそんなことを求めた?」てめちゃ不快そうに吐き捨ててもデーヴィドは謝罪するだけだし、「次は間違えませんから」て言うだけだし。なんかズレてる会話。
なんなら「ご命令さえ下さったなら私が叔父上を殺したのに」くらい言うよ。それでチャールズにぶん殴られるといいよ。この世界線は結果的にそうなっただけでフィリ3を殺したいわけじゃなかったチャールズらしい。
なんか話があらぬ方に行ってるな…。
とにかく承認欲求歪んでほしい。心の奥底では平和な世界を目指してる(=父の思惑に反する)のに、同時になにをしてでも父上に求められたいって思ってるデーヴィド。二面性。決して両立しないはずなのに、表裏一体の感情を持ってるといいよ。病んでくれよ畳む
病みデーヴィドの中でも歪んだ承認欲求デーヴィドが特にいいよね、という話です。
いやその前に病みデーヴィドの中でってなんだよ中でって…ほかに病みバージョンがあるのかよ。あると思うけど今の脳内は歪んだ承認欲求でいっぱいなのでちょっと思いつかないです
父上に認められたい・期待されたい・褒められたいの思いが募りすぎて歪んでるデーヴィドがいいなあと最近ずっと思っててぇ。それが叶うならなんだってできる。やってみせる。だから一番に私を見て。ほかの誰でもない私を求めてください。ていう歪み方。
父上のためならなんだってできますってデーヴィドはうっそりと笑みを浮かべるけど、当のチャールズは他者のために生きるなど上に立つ者がすることじゃないって思い切り顔をしかめる。順従なのは駒としては良いことだけど、本当に駒として扱ってるわけじゃないので。これでも一応息子の将来を危惧してるちゃーさん。
病んでる子はどこかで爆発するものなので、やはり例に漏れず爆発してほしい。けどなかなかしないんだよな…。なにかの拍子にチャールズが「私がいつそんなことを求めた?」てめちゃ不快そうに吐き捨ててもデーヴィドは謝罪するだけだし、「次は間違えませんから」て言うだけだし。なんかズレてる会話。
なんなら「ご命令さえ下さったなら私が叔父上を殺したのに」くらい言うよ。それでチャールズにぶん殴られるといいよ。この世界線は結果的にそうなっただけでフィリ3を殺したいわけじゃなかったチャールズらしい。
なんか話があらぬ方に行ってるな…。
とにかく承認欲求歪んでほしい。心の奥底では平和な世界を目指してる(=父の思惑に反する)のに、同時になにをしてでも父上に求められたいって思ってるデーヴィド。二面性。決して両立しないはずなのに、表裏一体の感情を持ってるといいよ。病んでくれよ畳む
#SF2 782の続きのふぁんたじ〜なデーヴィドのやつ。なお実際に書いたのは同日。
きらきらふわふわふぁんたじ〜を目指して書き始めたのにもう既に血生臭さが漂ってるのはしょうがないです書き手がわたしだからもうどうしようもないんだ
人知の及ばない出来事が世の中にはある。例えば、全くもってアニマの無いギュスターヴ公や、ドラゴンに変化したというフィリップ公である。彼らのどちらもチャールズの血縁に当たる。そう遠い話ではない。ただ、それに類するものが実の子の身に起こるのは別である。
羽根は鳥類の翼によく似ていた。上部は短く柔らかい羽に覆われ、下部にむけて長い風切羽が伸びている。山型の頂点に触れると暖かい。少し握り込むと骨があるのがわかる。骨があって、肉がついていて、血が通っている。そして、たどたどしくはあるがデーヴィドの意志で動かすことができる。紛れもなく、デーヴィドの身体の一部である。
呼び寄せた医師に診せても首を捻るばかりで、術師も術行使の痕跡はなくアニマの乱れも感じられないと言う。突然の異変の原因は不明のままで見当すらつかない。
一人スツールに座っているデーヴィドを囲む大人たちが揃って黙り込んだところで、「あの」とデーヴィドが声を上げた。「これ、切れないのでしょうか」
しれっと投げかけられた疑問にチャールズの思考が停止する。切る。切るとはつまり。
「やはり、いろいろと不都合ですから、根本のところで切り落とせませんか」
医師が口元を押さえ、術師がひゅっと喉を鳴らす。横目で見ると二人とも青い顔をしている。チャールズは深く息を吐いた。羽根を揺らめかせている当人が、事もなげに提示する案ではない。
「デーヴィド、触るぞ」
「はい」
体の向きを変えて座り直したデーヴィドの背に触れる。本人の言う根本のところを掌で撫でる。なんの違和感もなく、つなぎ目や傷跡もなく、滑らかに繋がっている。元からそこにあったように。それが当然であるかのように。
離した手をデーヴィドに突きつけ、「ここからここまでだ」と指の付け根と手首あたりを指さす。
「羽根の接合部分の長さだ。厚みは指三本分といったところだ。これを切り落とすことの意味がわかるか」
「不可能なのですか」
「違う。腕を落とすのと大して変わらんということだ」
デーヴィドが二三度瞬く。顔色は変わらない。
「であれば、やはり切ってください。可能なのですから」
「それが二本だ。お前が耐えられまい」
「耐えてみせます」
「ろくに戦場に出たことのない者が、戯れ言を」
突き放すように吐き捨てるとさしものデーヴィドも押し黙った。ただ、チャールズを見上げる紅顔には不満がありありと映し出されている。前線への随伴を制限しているのはほかでもないチャールズである。父上がそれを仰るのですか、と言われている気がして、眉を寄せた。
しばし睨み合い、やがて視線を落としたのはデーヴィドだった。これで、この話は終わりだ。
「当面の対処はこちらで考える。今日は部屋から出るな。お前の名代と女中をつける。報告があればそれを使え」
立て続けの指示に全て二つ返事で答えたデーヴィドは、もう普通の顔をしている。納得などしていないくせに、表面上だけは物わかりが良い。
「父上、お手を煩わせし、申し訳ありません」
デーヴィドが腰を曲げて頭を下げる。肉の薄いひょろりとした体が寒々しく見えた。物の少ない室内を見渡して、やはり大したものは目につかず、仕方なくベッドの掛布を肩にかけてやる。顔を上げたデーヴィドは目を丸くしていた。
「その体でも着れるものを用意するのが先だな」
そうして裁縫師に採寸をさせ、背面に二本のスリットが入った衣装を仕立てるよう命じた。夜通しの作業を終えて仕上がったシャツとジャケットは、羽根を広げたままでも十分に着ることができた。畳む
きらきらふわふわふぁんたじ〜を目指して書き始めたのにもう既に血生臭さが漂ってるのはしょうがないです書き手がわたしだからもうどうしようもないんだ
人知の及ばない出来事が世の中にはある。例えば、全くもってアニマの無いギュスターヴ公や、ドラゴンに変化したというフィリップ公である。彼らのどちらもチャールズの血縁に当たる。そう遠い話ではない。ただ、それに類するものが実の子の身に起こるのは別である。
羽根は鳥類の翼によく似ていた。上部は短く柔らかい羽に覆われ、下部にむけて長い風切羽が伸びている。山型の頂点に触れると暖かい。少し握り込むと骨があるのがわかる。骨があって、肉がついていて、血が通っている。そして、たどたどしくはあるがデーヴィドの意志で動かすことができる。紛れもなく、デーヴィドの身体の一部である。
呼び寄せた医師に診せても首を捻るばかりで、術師も術行使の痕跡はなくアニマの乱れも感じられないと言う。突然の異変の原因は不明のままで見当すらつかない。
一人スツールに座っているデーヴィドを囲む大人たちが揃って黙り込んだところで、「あの」とデーヴィドが声を上げた。「これ、切れないのでしょうか」
しれっと投げかけられた疑問にチャールズの思考が停止する。切る。切るとはつまり。
「やはり、いろいろと不都合ですから、根本のところで切り落とせませんか」
医師が口元を押さえ、術師がひゅっと喉を鳴らす。横目で見ると二人とも青い顔をしている。チャールズは深く息を吐いた。羽根を揺らめかせている当人が、事もなげに提示する案ではない。
「デーヴィド、触るぞ」
「はい」
体の向きを変えて座り直したデーヴィドの背に触れる。本人の言う根本のところを掌で撫でる。なんの違和感もなく、つなぎ目や傷跡もなく、滑らかに繋がっている。元からそこにあったように。それが当然であるかのように。
離した手をデーヴィドに突きつけ、「ここからここまでだ」と指の付け根と手首あたりを指さす。
「羽根の接合部分の長さだ。厚みは指三本分といったところだ。これを切り落とすことの意味がわかるか」
「不可能なのですか」
「違う。腕を落とすのと大して変わらんということだ」
デーヴィドが二三度瞬く。顔色は変わらない。
「であれば、やはり切ってください。可能なのですから」
「それが二本だ。お前が耐えられまい」
「耐えてみせます」
「ろくに戦場に出たことのない者が、戯れ言を」
突き放すように吐き捨てるとさしものデーヴィドも押し黙った。ただ、チャールズを見上げる紅顔には不満がありありと映し出されている。前線への随伴を制限しているのはほかでもないチャールズである。父上がそれを仰るのですか、と言われている気がして、眉を寄せた。
しばし睨み合い、やがて視線を落としたのはデーヴィドだった。これで、この話は終わりだ。
「当面の対処はこちらで考える。今日は部屋から出るな。お前の名代と女中をつける。報告があればそれを使え」
立て続けの指示に全て二つ返事で答えたデーヴィドは、もう普通の顔をしている。納得などしていないくせに、表面上だけは物わかりが良い。
「父上、お手を煩わせし、申し訳ありません」
デーヴィドが腰を曲げて頭を下げる。肉の薄いひょろりとした体が寒々しく見えた。物の少ない室内を見渡して、やはり大したものは目につかず、仕方なくベッドの掛布を肩にかけてやる。顔を上げたデーヴィドは目を丸くしていた。
「その体でも着れるものを用意するのが先だな」
そうして裁縫師に採寸をさせ、背面に二本のスリットが入った衣装を仕立てるよう命じた。夜通しの作業を終えて仕上がったシャツとジャケットは、羽根を広げたままでも十分に着ることができた。畳む
#SF2 エッグを所持することで元の人格が歪むことはあれど完全にエッグに成ることはない、はずなんだけど、なんとなく偽ギュスは≒エッグとして考えがち。デーニッツとして描写されることが一切ないからだとは思うけど、それはミスティも同じで。
偽ギュスの言動はどこまでがデーニッツのものだったんだろーね、的な真面目な幻覚を語るよ。ぶるすこでふせったーに投げたのと同じやつだよ。
ミスティがリッチにエッグを手渡すための捨て駒になるのを認めた(望んだ?)ように、デーニッツも消滅の定めを受け入れてたのかな〜と想像してる。言うてデーニッツは(推定)大人になってからエッグに憑かれたんだし、ミスティほどエッグと同化してたとは思わないけど…。
でもエッグが目覚めてからデーニッツの手に渡るまで長年力を蓄えてたわけだし、その頃にはエッグの人間を支配する力も強くなってて、デーニッツの意思はかなり希薄になってたのかも、とも考えてる。どっちでもおいしい。
以下デーニッツの意思がしっかり残ってるのを前提にした妄想。
エーデルリッターは将魔になれるあたり、完全に人間じゃなくなったと思ってるんだけど、偽ギュスはエッグでアニマを増強されただけの人間なんだよな。
だから、偽ギュスがエーデルリッターに「君達は特別な才を持っている。私はそうじゃない(=将魔にはなれない)。ただの人間だ。君達が羨ましいよ」て半ば本心で言ってもいいと思う。実際デーニッツがあの装置で姿形を保てるかどうかはわかんないので。エッグを持ってたらたぶんエッグに全部吸われちゃうんじゃないかな…持ち主含め。
デーニッツもディガー的な才能と将としての才能を持っていたらしいけど、どの程度のもんなんでしょうね。わたしはねえ、デーニッツ自身はエーデルリッターになれない派!元の素質が劣る者がエッグで力を得たことで、本来なら自分より格上の存在を従えることができる、ていうのにグッとくる。
なんでもない時は偽ギュスって尊大なところはあれど普通の将程度にしか見えなくって、でも行動を起こす時にエッグの側面(人外的な。底のしれなさ)が表出するから、そのたびにエーデルリッターの面々もゾッとしてるといいなって。ギャップ萌えの一種。
あと、デーニッツが元々南大陸の小国の将兵だった、てのめ~~〜ちゃおいしい設定よね…デーニッツ的にはチャールズを討てたの内心大喜びしてそう(エッグ的にはわりとどうでもいい)。そもそもヤーデのことが気に食わなかった説を推したい。やはりチャールズはギュスターヴの名声に胡座をかくだけの俗物だった!真に力のある者が中原の支配をする、その当然のことが、ようやく為されるのだ!て高笑いしてほしい。でもその思惑自体は傲慢と呼べるものじゃなく、ちゃんと相応しい能力を持ってると思うよ。環境を得たら活躍できる。
偽ギュスの素性は誰もしらないので、偽ギュスが個人的にそんなことを思ってるなんて当然チャールズもデーヴィドも知らない。けどこう、一方的に因縁つけられてるといいね。サガフロ2は一方的な関わりもおいしいのいろいろあると思う(だいたい幻覚)。
SMTで負けた時どう思ったんだろうね。エッグ的には「このやり方は失敗か」くらいのあっさりしたものだろうけど、デーニッツ的にはどうだろ、わかんないね。
SMT後〜エッグに吸収されるまでの偽ギュスとエーデルリッターのこともめちゃ興味深いけど、全然考えがまとまってないので今回はここまで。畳む
偽ギュスの言動はどこまでがデーニッツのものだったんだろーね、的な真面目な幻覚を語るよ。ぶるすこでふせったーに投げたのと同じやつだよ。
ミスティがリッチにエッグを手渡すための捨て駒になるのを認めた(望んだ?)ように、デーニッツも消滅の定めを受け入れてたのかな〜と想像してる。言うてデーニッツは(推定)大人になってからエッグに憑かれたんだし、ミスティほどエッグと同化してたとは思わないけど…。
でもエッグが目覚めてからデーニッツの手に渡るまで長年力を蓄えてたわけだし、その頃にはエッグの人間を支配する力も強くなってて、デーニッツの意思はかなり希薄になってたのかも、とも考えてる。どっちでもおいしい。
以下デーニッツの意思がしっかり残ってるのを前提にした妄想。
エーデルリッターは将魔になれるあたり、完全に人間じゃなくなったと思ってるんだけど、偽ギュスはエッグでアニマを増強されただけの人間なんだよな。
だから、偽ギュスがエーデルリッターに「君達は特別な才を持っている。私はそうじゃない(=将魔にはなれない)。ただの人間だ。君達が羨ましいよ」て半ば本心で言ってもいいと思う。実際デーニッツがあの装置で姿形を保てるかどうかはわかんないので。エッグを持ってたらたぶんエッグに全部吸われちゃうんじゃないかな…持ち主含め。
デーニッツもディガー的な才能と将としての才能を持っていたらしいけど、どの程度のもんなんでしょうね。わたしはねえ、デーニッツ自身はエーデルリッターになれない派!元の素質が劣る者がエッグで力を得たことで、本来なら自分より格上の存在を従えることができる、ていうのにグッとくる。
なんでもない時は偽ギュスって尊大なところはあれど普通の将程度にしか見えなくって、でも行動を起こす時にエッグの側面(人外的な。底のしれなさ)が表出するから、そのたびにエーデルリッターの面々もゾッとしてるといいなって。ギャップ萌えの一種。
あと、デーニッツが元々南大陸の小国の将兵だった、てのめ~~〜ちゃおいしい設定よね…デーニッツ的にはチャールズを討てたの内心大喜びしてそう(エッグ的にはわりとどうでもいい)。そもそもヤーデのことが気に食わなかった説を推したい。やはりチャールズはギュスターヴの名声に胡座をかくだけの俗物だった!真に力のある者が中原の支配をする、その当然のことが、ようやく為されるのだ!て高笑いしてほしい。でもその思惑自体は傲慢と呼べるものじゃなく、ちゃんと相応しい能力を持ってると思うよ。環境を得たら活躍できる。
偽ギュスの素性は誰もしらないので、偽ギュスが個人的にそんなことを思ってるなんて当然チャールズもデーヴィドも知らない。けどこう、一方的に因縁つけられてるといいね。サガフロ2は一方的な関わりもおいしいのいろいろあると思う(だいたい幻覚)。
SMTで負けた時どう思ったんだろうね。エッグ的には「このやり方は失敗か」くらいのあっさりしたものだろうけど、デーニッツ的にはどうだろ、わかんないね。
SMT後〜エッグに吸収されるまでの偽ギュスとエーデルリッターのこともめちゃ興味深いけど、全然考えがまとまってないので今回はここまで。畳む
|ω・`)ノスイーッ
偽ギュスサル年齢制限あるやつの習作 https://privatter.net/p/11572995畳む
偽ギュスサル年齢制限あるやつの習作 https://privatter.net/p/11572995畳む
気持ちの上がり下がりが激しいのでwebルーレットで選ばれた #EDF 6のSSをビャッと書いた。なんだかうまくいかない時はルーレットをするに限る
てことでみんな大好きM125の話
エースだ、英雄だ。そう囃し立てられるのをストーム1は黙って聞いている。自分に与えられたその称号が兵を鼓舞させるのならいい。広報に役立つならいくらでも使えばいい。偶像にだって、マシンにだって成ってみせる。全ては勝つためにあるのだから。ストーム1は黙って武器を握る。転戦し、敵性勢力を排除し、帰投する。その繰り返しの中で、ただ一つの目的を果たせれば、なんだって――。
けれど、それを許さない存在がいる。無線から耳に届いた声と、レーダーの枠に出現した青い点を認めた瞬間、ストーム1の足は勝手に駆け出した。崖上からの砲火にはエイリアンの残骸に身を潜めやり過ごし、弾幕が途切れた一瞬の隙にスナイパーライフルで頭を撃ち抜く。一体、二体、三体。残りは躱せると判断して足を回す。青い点が四つ描画され、それが目視できるまでになって、ストーム1はようやく足を止めた。
「もっと慎重にやれないのか。無茶苦茶だぞ」
彼にしては珍しく、呆れをあらわにした口振りで、それがストーム1の頬を緩ませた。
「なにヘラヘラしてんだよお前」
「おい、まだ狙われているぞ」
「ちょっと、安全確保せずに走ってこないでくださいよ!」
わあわあと騒ぎながらアサルトライフルを構える。狙いは正確で、こちらに近づいてきたエイリアンは文字通り蜂の巣にされた。
この人たちは、自分がどんな称号を冠していたって、ただ一人の兵として扱ってくれる。偶像にも、マシンにも、させてはくれない。畳む
てことでみんな大好きM125の話
エースだ、英雄だ。そう囃し立てられるのをストーム1は黙って聞いている。自分に与えられたその称号が兵を鼓舞させるのならいい。広報に役立つならいくらでも使えばいい。偶像にだって、マシンにだって成ってみせる。全ては勝つためにあるのだから。ストーム1は黙って武器を握る。転戦し、敵性勢力を排除し、帰投する。その繰り返しの中で、ただ一つの目的を果たせれば、なんだって――。
けれど、それを許さない存在がいる。無線から耳に届いた声と、レーダーの枠に出現した青い点を認めた瞬間、ストーム1の足は勝手に駆け出した。崖上からの砲火にはエイリアンの残骸に身を潜めやり過ごし、弾幕が途切れた一瞬の隙にスナイパーライフルで頭を撃ち抜く。一体、二体、三体。残りは躱せると判断して足を回す。青い点が四つ描画され、それが目視できるまでになって、ストーム1はようやく足を止めた。
「もっと慎重にやれないのか。無茶苦茶だぞ」
彼にしては珍しく、呆れをあらわにした口振りで、それがストーム1の頬を緩ませた。
「なにヘラヘラしてんだよお前」
「おい、まだ狙われているぞ」
「ちょっと、安全確保せずに走ってこないでくださいよ!」
わあわあと騒ぎながらアサルトライフルを構える。狙いは正確で、こちらに近づいてきたエイリアンは文字通り蜂の巣にされた。
この人たちは、自分がどんな称号を冠していたって、ただ一人の兵として扱ってくれる。偶像にも、マシンにも、させてはくれない。畳む
#創作全般 #書いた小説のこと #SF2
今日は自創作を語りたい気分よ~!454,480から続く創作占いの結果に関連して。
『つらくない(怖くない)緊張感』と『不安定さ』が魅力と言っていただいて、『関係の箱』ではちょろっとそこを意識したところがあったのですよ~という…
まず占い内容を抜粋
>"あいまいなもの"がどんな形なのか暴くべきか、それともそのままにするべきか、(中略)このへんの"探り合い"(という印象を私は受けました!)が、「つらくない(怖くない)緊張感」につながっていて(後略)
>話の流れのなかで「ん?」と思う箇所(あいまいなものごとがあいまいなまま提示されている、といいますか…)がちら見えして(後略)
ということで、『関係の箱』ではこの"「ん?」と思う箇所"をいくつか(わたしにしては)わざとらしく配置しました。
具体的には、ベルがなぜ今と疑問に思った部分、ナルセスの物柔らかな口振り、です。後者はサイト掲載分には絡んでこないんですけども…いや厳密には前者もか…。離れに案内されたことは思いっきり話のとっかかりなので違います。これ明かさなかったら物語として破綻しすぎだろって要素なので。
この二つの"あいまいなもの"を放置してがっつり政治の話をする、というのが今回の話で意識したところ、なの、ですが、もっと途中途中で類する要素を足していけたらよかったのにな……と反省点が…時間あったらまだ書き足したのに……。
特に、なぜ今と疑問に思うシーンはもうちょい多かったんですよラフの時点では。疑問に思いつつ、それはそれとして関係ない話をするベルが書きたかった。でもうまいことまとまらなくて諦めて消した。完全に力不足です。ぐぬぬぬ…
どっかで再チャレンジしたいですね。現実問題が淡々と進んでいく中で、感情に起因するあいまいなものだけが掴み所なく、纏わりついていくような話。そういう話を書くの、たぶんすごく好きで無意識でやっちゃうんだよなー。だから占い…というかこの場合は構造分析で出てくるだろーね。
以下占いとはあんま関係ない余談。
そもそもこの話、あとがきに書いたとおり使用人に察せられてヤリ部屋に通されてしぬほど慌てるベルの図が一番最初にあったので、それを物語としてどう成立させるか?という課題をクリアするために、ほかの要素を組み合わせて作ってます。
なるさんがベル宅に行くならワイド奪取後の引き籠もり中だよな~、その上で行く理由があるならなんだろな~、そもそもワイド奪取後にベルが軍門に降らなかった本当の理由ってなんだ?なんでかたくなに出仕を拒否してたのに先生と喋って考えを改めたんだ?
……てな感じで、途中からCP関係ない方向に邁進しつついろいろ思いを巡らせて、わたしはこういうのもいいと思うよ~って一つの案を小説にしてます。
で、これはほかのジャンル・キャラも同じですが、二人組を描写するときは、少なくともどちらか片方の精神状態を不安定にさせてます。そうしないと物語が平坦になるので。なにか大きな出来事(イベント)を描くなら、出来事自体で起伏を作れば良いのでキャラクターの心を最初から不安定にさせる必要はないんですが(『世界地図の書きはじめ』はまるっきりそう)。
今回はワイド奪取後ということで、当然ベルの方を不安定にさせた(なるさんも実のところ不安定なんだけど)。自分ではどうしようもない現実に腹を立てて動けないでいるベル。わたしは腹の底が焼けつくような怒りに震えるベルが好きで、こういう心理状態にさせるのは二回目だった。
また書きたいね、怒ってるベル。ナルさんは憔悴してる時の方が書きたいです。怒ってるネーベルスタンの心を落ち着けてくれるのはナルセスだし、憔悴してるナルセスに立ち上がる気力をくれるのはネーベルスタンです。ウチのベルナルはそんな感じ。畳む
今日は自創作を語りたい気分よ~!454,480から続く創作占いの結果に関連して。
『つらくない(怖くない)緊張感』と『不安定さ』が魅力と言っていただいて、『関係の箱』ではちょろっとそこを意識したところがあったのですよ~という…
まず占い内容を抜粋
>"あいまいなもの"がどんな形なのか暴くべきか、それともそのままにするべきか、(中略)このへんの"探り合い"(という印象を私は受けました!)が、「つらくない(怖くない)緊張感」につながっていて(後略)
>話の流れのなかで「ん?」と思う箇所(あいまいなものごとがあいまいなまま提示されている、といいますか…)がちら見えして(後略)
ということで、『関係の箱』ではこの"「ん?」と思う箇所"をいくつか(わたしにしては)わざとらしく配置しました。
具体的には、ベルがなぜ今と疑問に思った部分、ナルセスの物柔らかな口振り、です。後者はサイト掲載分には絡んでこないんですけども…いや厳密には前者もか…。離れに案内されたことは思いっきり話のとっかかりなので違います。これ明かさなかったら物語として破綻しすぎだろって要素なので。
この二つの"あいまいなもの"を放置してがっつり政治の話をする、というのが今回の話で意識したところ、なの、ですが、もっと途中途中で類する要素を足していけたらよかったのにな……と反省点が…時間あったらまだ書き足したのに……。
特に、なぜ今と疑問に思うシーンはもうちょい多かったんですよラフの時点では。疑問に思いつつ、それはそれとして関係ない話をするベルが書きたかった。でもうまいことまとまらなくて諦めて消した。完全に力不足です。ぐぬぬぬ…
どっかで再チャレンジしたいですね。現実問題が淡々と進んでいく中で、感情に起因するあいまいなものだけが掴み所なく、纏わりついていくような話。そういう話を書くの、たぶんすごく好きで無意識でやっちゃうんだよなー。だから占い…というかこの場合は構造分析で出てくるだろーね。
以下占いとはあんま関係ない余談。
そもそもこの話、あとがきに書いたとおり使用人に察せられてヤリ部屋に通されてしぬほど慌てるベルの図が一番最初にあったので、それを物語としてどう成立させるか?という課題をクリアするために、ほかの要素を組み合わせて作ってます。
なるさんがベル宅に行くならワイド奪取後の引き籠もり中だよな~、その上で行く理由があるならなんだろな~、そもそもワイド奪取後にベルが軍門に降らなかった本当の理由ってなんだ?なんでかたくなに出仕を拒否してたのに先生と喋って考えを改めたんだ?
……てな感じで、途中からCP関係ない方向に邁進しつついろいろ思いを巡らせて、わたしはこういうのもいいと思うよ~って一つの案を小説にしてます。
で、これはほかのジャンル・キャラも同じですが、二人組を描写するときは、少なくともどちらか片方の精神状態を不安定にさせてます。そうしないと物語が平坦になるので。なにか大きな出来事(イベント)を描くなら、出来事自体で起伏を作れば良いのでキャラクターの心を最初から不安定にさせる必要はないんですが(『世界地図の書きはじめ』はまるっきりそう)。
今回はワイド奪取後ということで、当然ベルの方を不安定にさせた(なるさんも実のところ不安定なんだけど)。自分ではどうしようもない現実に腹を立てて動けないでいるベル。わたしは腹の底が焼けつくような怒りに震えるベルが好きで、こういう心理状態にさせるのは二回目だった。
また書きたいね、怒ってるベル。ナルさんは憔悴してる時の方が書きたいです。怒ってるネーベルスタンの心を落ち着けてくれるのはナルセスだし、憔悴してるナルセスに立ち上がる気力をくれるのはネーベルスタンです。ウチのベルナルはそんな感じ。畳む
#SF2 なんとなく、完成させる気のないものだって、めちゃくちゃ半端な書きかけのものだって気にせずばんばん公開していいんじゃないかな、という気分になったので置いときます
以下、作りたいなと言い続けてるパトとレイの短編集の最後のほうに載っけたい文章の覚え書き二本
一見、パトリックはいつもの真顔だった。
「もう、遠出はできないな」
淡々とそう告げた。
眠って、働いて、飯を食って、また眠る。変わらない生活を送っていても、年を重ねるごとに肉体は衰えていく。生きていく限り、必ずついて回る。冒険者ならばなおさらだった。
口振りから察するに、まだこの生活を続ける気はあるらしい。ただ、その時が長くないことは想像に易い。
ある可能性が頭の片隅を過ったとき、レイモンは咄嗟に口を開いた。
「じゃあ俺、ノースゲート行こうかな」
パトリックは顔をあげて、少し驚いたような表情を見せた。それから、半眼になって、なにかを言おうと口を開いて、それを飲み込んで、軽い嘆息と共に肩を落とした。頬杖をついてレイモンを見つめた時には、パトリックはいつもの真顔だった。
「まあ、今おもしろいことがあるとしたら、北だろうな」
「あんまり刺激的すぎるのもなんだけどさ」
「港付近は整備されているらしいぞ。その近くなら行けるんじゃないか」
「整備っつってもこっちとじゃ比べ物にならないんだろ」
この街から出ている船は南行きだ。北に向かうなら、いくつか村を経由して港に出なければいけない。酒場の壁に貼りついている地図を眺めて、陸路と航路の両方を確認する。
今までは、誘った。誘わない理由がなかった。
明日の予定は。
来週は暇だろ。
来月なら行けるか。
来年まで待たないと。
「次の船はいつかな」
だけど、もう言えない。冗談でも言える気がしなかった。
レイモンには想像がつかなかった。
最後の探索行を告げられた瞬間も、引退をねぎらう自分の言葉も、帰路を辿る後ろ姿も。想像はつかないけれども、それがやがて来たる現実であると確信があった。
得体の知れない確実な未来から逃げた。
「んじゃな」
「じゃあ」
パトリックはまたなとは返さなかった。きっと、似たような気持ちなんだろう。
きっと、これが最後になる。
*
最も得難いのは人間関係。だから、俺は、こいつを手放さないよう必死になる。
自分が持っている技術が優れているかどうか、なんて数字で計れないものは、あとからついてくるもので判断するしかない。ただ、それが、ヴィジランツの場合は宝であり、誰かの命だった。
時間ができると、いろいろなことを考え出してしまう。今更言葉の意味を理解する。好奇心は衰えなくても体がついていかない。開拓村は刺激的とは言い難いがのどかなだけでもない。退屈も許容範囲だった。パトリックが自分をどう思っていたかなんて、本当のところはわからない。パトリックは喜怒哀楽が薄かった。大声で笑うことも怒鳴ることもあったが、それがレイモン自身に向けられたことはほとんどない。振り返ってみると、パトリックはほとんど一緒に行動したし、名を挙げたのだってコンビとしてだった。だから結果だけ見たのなら、互いを理解し合っている、仲の良いやつらだと、そう見なされていた。
しょうがないやつだと、呆れて笑った。引退を考えていると聞かされた時もそうだった。北大陸に行くと言ったレイモンに対してパトリックはそれしか言わなかった。ただあの時は脈絡がなかった、ように感じる。なんせ二十年近く前のことだから、記憶があやふやだ。
わからない。最後までわからなかった。パトリックのことも、自分自身のことも。
雲が流れていくのを見ていた。
桟橋に人影はない。就航の時刻はとっくに過ぎているからだ。それに、ここに住んでいる人間はわざわざ空なんて見ない。レイモンだってそうだった。その日だけが違った。
風で、雲が流れていく。星が見え隠れするのを眺めていた。
この海の向こうは東大陸だ。根城にしていたヴェスティアの町がある。
雲は丘を越え、森を越え、山を越えて、北に去る。その先はきっと誰もいない。正真正銘未踏の地だ。かつて、漠然と憧れた世界があるのだろう。
レイモンが雲の先に向かうことはもうない。
畳む
以下、作りたいなと言い続けてるパトとレイの短編集の最後のほうに載っけたい文章の覚え書き二本
一見、パトリックはいつもの真顔だった。
「もう、遠出はできないな」
淡々とそう告げた。
眠って、働いて、飯を食って、また眠る。変わらない生活を送っていても、年を重ねるごとに肉体は衰えていく。生きていく限り、必ずついて回る。冒険者ならばなおさらだった。
口振りから察するに、まだこの生活を続ける気はあるらしい。ただ、その時が長くないことは想像に易い。
ある可能性が頭の片隅を過ったとき、レイモンは咄嗟に口を開いた。
「じゃあ俺、ノースゲート行こうかな」
パトリックは顔をあげて、少し驚いたような表情を見せた。それから、半眼になって、なにかを言おうと口を開いて、それを飲み込んで、軽い嘆息と共に肩を落とした。頬杖をついてレイモンを見つめた時には、パトリックはいつもの真顔だった。
「まあ、今おもしろいことがあるとしたら、北だろうな」
「あんまり刺激的すぎるのもなんだけどさ」
「港付近は整備されているらしいぞ。その近くなら行けるんじゃないか」
「整備っつってもこっちとじゃ比べ物にならないんだろ」
この街から出ている船は南行きだ。北に向かうなら、いくつか村を経由して港に出なければいけない。酒場の壁に貼りついている地図を眺めて、陸路と航路の両方を確認する。
今までは、誘った。誘わない理由がなかった。
明日の予定は。
来週は暇だろ。
来月なら行けるか。
来年まで待たないと。
「次の船はいつかな」
だけど、もう言えない。冗談でも言える気がしなかった。
レイモンには想像がつかなかった。
最後の探索行を告げられた瞬間も、引退をねぎらう自分の言葉も、帰路を辿る後ろ姿も。想像はつかないけれども、それがやがて来たる現実であると確信があった。
得体の知れない確実な未来から逃げた。
「んじゃな」
「じゃあ」
パトリックはまたなとは返さなかった。きっと、似たような気持ちなんだろう。
きっと、これが最後になる。
*
最も得難いのは人間関係。だから、俺は、こいつを手放さないよう必死になる。
自分が持っている技術が優れているかどうか、なんて数字で計れないものは、あとからついてくるもので判断するしかない。ただ、それが、ヴィジランツの場合は宝であり、誰かの命だった。
時間ができると、いろいろなことを考え出してしまう。今更言葉の意味を理解する。好奇心は衰えなくても体がついていかない。開拓村は刺激的とは言い難いがのどかなだけでもない。退屈も許容範囲だった。パトリックが自分をどう思っていたかなんて、本当のところはわからない。パトリックは喜怒哀楽が薄かった。大声で笑うことも怒鳴ることもあったが、それがレイモン自身に向けられたことはほとんどない。振り返ってみると、パトリックはほとんど一緒に行動したし、名を挙げたのだってコンビとしてだった。だから結果だけ見たのなら、互いを理解し合っている、仲の良いやつらだと、そう見なされていた。
しょうがないやつだと、呆れて笑った。引退を考えていると聞かされた時もそうだった。北大陸に行くと言ったレイモンに対してパトリックはそれしか言わなかった。ただあの時は脈絡がなかった、ように感じる。なんせ二十年近く前のことだから、記憶があやふやだ。
わからない。最後までわからなかった。パトリックのことも、自分自身のことも。
雲が流れていくのを見ていた。
桟橋に人影はない。就航の時刻はとっくに過ぎているからだ。それに、ここに住んでいる人間はわざわざ空なんて見ない。レイモンだってそうだった。その日だけが違った。
風で、雲が流れていく。星が見え隠れするのを眺めていた。
この海の向こうは東大陸だ。根城にしていたヴェスティアの町がある。
雲は丘を越え、森を越え、山を越えて、北に去る。その先はきっと誰もいない。正真正銘未踏の地だ。かつて、漠然と憧れた世界があるのだろう。
レイモンが雲の先に向かうことはもうない。
畳む



今朝見た夢。nmmn
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わたしはもうだめです 死畳む